───春が過ぎて、夏を迎えて。 陛下と過ごす毎日が、ただ穏やかに過ぎて行く。 ここのところずっと、私より先に起きて陛下が朝ごはんを作ってくれる。 そんな愛しい人の背中を頬を緩めて見つめていると、陛下が不意に振り向き微笑んだ。 陛下の言葉に頷きなが…
─────翌朝。 眼が覚めると既に隣に陛下の姿は無くて、慌ててベッドから飛び起きた。 だけど同時にハッとして自分の服を見下ろす。 ……良かった、ちゃんと服を着てる。 そこまで思ってまたハッとする。 昨日のアレは夢!?と、少しだけ服の胸元を持ち上げてチ…
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